PowerQuery 数値の桁数を揃える方法(0埋め)

Power Query(パワークエリ)で数値の前を0で埋めて桁数を揃える方法を紹介します。コマンドボタンを用いたマウス操作のみの方法とカスタム列と関数式を用いた方法の2種類を解説します。

目次

コマンドボタンでの方法(マウス操作)

まずはマウス操作のみで行う方法を紹介します。

【手順】

  1. 数値の桁数を揃えたい列を選択する
  2. 変換タブの書式の「プレフィックスの追加」でデータ前に0を追加する
  3. 変換タブの抽出の「最後の文字」で揃えたい桁数だけデータを切り出す
STEP
データ準備

桁揃え(0埋め)の例として、下図のNo.列を5桁に揃えます。事前にデータ型をテキスト型に変更しておきます。

STEP
「プレフィックスの追加」でデータ前に0を追加する
  1. 桁を揃えたい列をクリックして選択する。
  2. 変換タブの「書式」の「プレフィックスの追加」を選択する。
  1. 揃えたい桁数に合わせて0を入力してOKをクリックする。ここでは5桁に揃えたいので0を4つ入力します。
STEP
「最後の文字」で揃えたい桁数だけ文字を切り出す
  1. 桁を揃えたい列をクリックして選択する。
  2. 変換タブの「抽出」の「最後の文字」を選択する。
  1. 揃えたい桁数を入力してOKをクリックする。ここでは5桁に揃えたいので5を入力します。
STEP
数値の桁揃え(0埋め)の完了

以上で数値の桁揃え(0埋め)作業の完了です。下図のように5桁に桁が揃えられています。

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カスタム列+関数式 での方法

次にカスタム列とText.PadStart関数を用いて行う方法を紹介します。

Text.PadStart関数とは?

Text.PadStart関数とは、テキストデータの先頭に文字を追加してテキストデータの文字数(桁数)を揃える関数です。
使い方や引数は以下の通りです。使用例は後述しますので参考にしてみてください。

作成手順&使用例

【手順】

  1. カスタム列を追加する
  2. Text.PadStart関数を用いた関数式を作成する
STEP
データ準備

桁揃え(0埋め)の例として、下図のNo.列を5桁に揃えます。事前にデータ型をテキスト型に変更しておきます。

STEP
カスタム列を追加する

列の追加タブの「カスタム列」をクリックして新しい列を追加する。

STEP
Text.PadStart関数を用いた関数式を作成する

下記の関数式を入力してOKをクリックする。それぞれの値の意味は下記です。

Text.PadStart([#"No."] ,5 ,"0")
  • 桁を揃えるテキストデータ:[#”No.”]
  • 揃える桁数:5
  • 桁揃えのために追加する文字列: “0”
STEP
数値の桁揃え(0埋め)の完了

以上で数値の桁揃え(0埋め)作業の完了です。下図のように5桁に桁が揃えられた列が追加されています。

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まとめ

今回は数値の桁数を揃える方法を紹介しました。方法としては、ボタンを用いたマウス操作のみの方法とカスタム列と関数式を用いた方法の2種類があります。

それぞれ自分の好みに合う方法で試してみてください。

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