PowerQuery 行数のカウント・取得|最大値・上限値

Power Query(パワークエリ)で行数をカウント・取得する方法を紹介します。行数の上限値やグループ毎の行数カウントについても紹介しています。

目次

行数の上限値・最大値

パワークエリにはデータ容量の制限がないため 行数の上限は規定されていません。しかし、エクセルのワークシートを使用する場合はエクセルの上限値が適用されて、実質的には下記が上限となります。

行・列の上限値
  • 行:1,048,576
  • 列:16,384
  • データ容量:制限なし

行数は104万行も扱うことができますが1000行以上の場合は行数を表示してくれません。その場合は後述の方法で行数を確認してデータの全体像を確認してみてください。

行数のカウント・取得

行数を確認する

行数を確認するだけならば下記の方法で確認することができます。

  1. 表示タブの「列のプロファイル」にチェックを入れる
  2. Power Query エディターの下部のプロファイル範囲を変更する
表示タブの「列のプロファイル」にチェックを入れる
Power Query エディターの下部のプロファイル範囲を変更する

画面下部の「上位1000行に基づく列のプロファイリング」をクリックして「データセット全体に基づく列のプロファイル」に変更する。変更後、列統計のウィンドウに行数が表示されます。

行数をデータとして取得する

テーブルの行数を新しい列データとして取得する方法を紹介します。

  1. 列の追加タブのカスタム列をクリックする
  2. 下記のテーブルの行数を取得する式を入力してOKを選択する。テーブル名は状況に合わせて変更してください。

Table.RowCount(テーブル名)

列の追加タブのカスタム列を選択する
行数をカウントする式を入力する

下記の式を入力してOKをクリックする。式内のテーブル名には適用したステップにある名前を使用します。

Table.RowCount(ソース)

行数の取得の完了

以上でテーブルの行数の取得は完了です。

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項目毎の行数をカウント・取得

項目毎やカテゴリー毎の行数をカウントしたい場合は「グループ化」を使用します。

  1. カウントしたい列をクリックして選択する
  2. 変換タブの「グループ化」を選択する
  3. 設定画面の「操作」で行数のカウントを選択してOKをクリックする
行数をカウントしたい列をクリックして選択する
変換タブの「グループ化」を選択する
グループ化の設定

設定画面の「操作」で「行数のカウント」を選択してOKをクリックします。

項目毎の行数カウントの完了

以上で項目毎の行数の取得は完了です。

グループ化についてはこちらの記事でも詳しく紹介してます。

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まとめ

今回は行数をカウント・取得する方法を紹介しました。それぞれの目的に合わせて下記を使い分けて使用してみてください。

  • テーブルの行数を確認する
  • テーブルの行数を列データとして取得する
  • 列データの項目毎の行数を取得する
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