PowerQuery 行番号により特定の行データを抽出・削除する

Power Query(パワークエリ)で行番号により特定の行を抽出・削除する方法を紹介します。ここでは「行の削減」機能を利用する方法を解説します。

目次

上位の行を抽出・削除する

行番号により上位の行を抽出・削除する場合、それぞれホームタブの以下のボタンを使用します。

  • 上位の行の抽出:「行の保持」の「上位の行を保持」
  • 上位の行の削除:「行の削除」の「上位の行を削除」
上位の行を抽出する場合

設定画面にて行数を入力する下図のように行を抽出・削除できます。下図は行数設定を「2」とした場合の例です。

使用例:上位の行を抽出する

STEP
データ準備

上位の行の抽出の例として、下図データの上位3行を保持します。

STEP
上位の行の保持
  1. ホームタブの行の保持にある「上位の行を保持」をクリックする。
  2. 設定画面で保持したい行数を入力してOKをクリックする(ここでは3を入力する)
STEP
上位の行の保持の完了

以上で上位の行の保持の完了です。下図のように上位3行だけが残されたテーブルとなっています。

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下位の行を抽出・削除する

行番号により下位の行を抽出・削除する場合、それぞれホームタブの以下のボタンを使用します。

  • 上位の行の抽出:「行の保持」の「下位の行を保持」
  • 上位の行の削除:「行の削除」の「下位の行を削除」
下位の行を抽出する場合

設定画面にて行数を入力する下図のように行を抽出・削除できます。下図は行数設定を「2」とした場合の例です。

使用例:下位の行を削除する

STEP
データ準備

上位の行の抽出の例として、下図データの下位3行を削除します。

STEP
下位の行の削除
  1. ホームタブの行の削除にある「下位の行を削除」をクリックする。
  2. 設定画面で保持したい行数を入力してOKをクリックする(ここでは3を入力する)
STEP
下位の行の保持の完了

以上で下位の行の削除の完了です。下図のように下位3行が削除されたテーブルとなっています。

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行番号により指定した範囲を抽出する

行番号と行数により指定した範囲を抽出する場合、ホームタブの「行の範囲の保持」を使用します。
設定項目は以下の2つです。

  • 先頭行:抽出する範囲の先頭の行番号を設定する
  • 行数: 指定した先頭行から下位の保持する行数を設定する

例えば、下図のデータで先頭行を「2」、行数を「3」と設定した場合はこのような結果となります。

使用例:行番号と行数で範囲を抽出する

STEP
データ準備

上位の行の抽出の例として、下図データの行番号2~4の行を抽出します。

STEP
行の範囲の保持
  1. ホームタブの行の保持にある「行の範囲の保持」をクリックする。
  2. 設定画面で先頭行と行数を入力してOKをクリックする(ここでは先頭行2、行数3を入力する)
STEP
行範囲の抽出の完了

以上で行範囲の抽出の完了です。下図のように行番号2~4が残されています。

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行番号により指定した範囲を削除する

行番号と行数により指定した範囲を削除する場合、ホームタブの「代替行の削除」を使用します。
設定項目は以下の3つです。

  • 削除する最初の行:削除する範囲の先頭の行番号を設定する
  • 削除する行の数: 指定した最初の行から下位の削除する行数を設定する
  • 保持する行の数: 削除範囲の下位で保持する行数を設定する

例えば、下図のデータで削除する最初の行を「2」、削除する行数を「2」、保持する行数を「1」と設定した場合はこのような結果となります。

使用例:行番号と行数で範囲を削除する

STEP
データ準備

上位の行の抽出の例として、下図データの行番号2~4と行番号7以降の行を削除します。

STEP
行の範囲の削除
  1. ホームタブの行の削除にある「代替行の削除」をクリックする。
  2. 設定画面で削除する最初の行、削除する行の数、保持する行の数を入力してOKをクリックする(ここではそれぞれ2、3、2を入力する)
STEP
行範囲の削除の完了

以上で行範囲の削除の完了です。下図のように行番号1と5と6が残されています。

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まとめ

今回は行番号により特定の行を抽出・削除する方法について紹介しました。基本的な操作としては「行の削減」内のボタンを選択して行番号や行数を設定するだけでOKです。
行の保持と削除でできることはほとんど同じなのでどちらを使用するかは好みで選んでください。

行番号と行数により行範囲を抽出・削除する場合は設定が簡単な「行の範囲の保持」を利用するのがオススメです。

今回は行番号により行の削除・抽出を紹介しましたが、こちらの記事では条件設定により行を抽出・削除する方法を紹介してますので参考にしてみてください。

Power Queryのおすすめ書籍

パワークエリの学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。

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