Tableau Prep 結合の使い方｜結合タイプと条件

Tableau Prep Builder（タブロープレップ）の結合ステップの使い方を紹介します。結合タイプや条件（一致および不一致など）やテーブル結合の設定手順を解説しています。

テーブル結合の方向について

テーブル結合には下記の2方向の結合があります。本ページでは横方向の「結合」について解説しています。
縦方向の結合の「ユニオン」についてはこちらの記事で紹介しています。

• 結合：　横方向の結合であり、表に「列」を追加するイメージ
• ユニオン：　縦方向の結合であり、表に「行」を追加するイメージ

結合タイプと結合条件

Tableau Prepの横方向のテーブル結合には6種類の方法があります。それぞれの方法により結合の行の残り方が変わりますので下記を参考にして使用する方法を選択してみてください。

• 左
• 右
• 完全外部
• 内部
• 不一致のみ
• 左の不一致のみ
• 右の不一致のみ

テーブル結合には「結合句」となる列の設定が必要であり、結合句を元に値が紐づけられて表が結合されます。
下記の解説図ではID列を結合句として一致条件で結合しています。

左

結合タイプ「左」では「元の表（左側）の全ての行」と「追加する表（右側）のうち結合句の値が一致した行」が残ります。

右

結合タイプ「右」では「追加する表（右側）の全ての行」と「元の表（左側）のうち結合句の値が一致した行」が残ります。

完全外部

結合タイプ「完全外部」では「両方の表の全ての行」が残ります。

内部

結合タイプ「内部」では「両方の表で結合句の値が一致する行」が残ります。

不一致のみ

結合タイプ「不一致のみ」では「両方の表で結合句の値が一致しない行」が残ります。

左の不一致のみ

結合タイプ「左の不一致のみ」では「元の表（左側）のみにある結合句の値の行」が残ります。

右の不一致のみ

結合タイプ「右の不一致のみ」では「追加するの表（右側）のみにある結合句の値の行」が残ります。

結合の条件

Tableau Prepのテーブル結合の条件は6種類あります。結合タイプと組み合わせて使ってみてください。

• =（一致）
• !=（不一致）
• >=　
• >　
• <=　
• <　

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結合の使い方

結合の使い方の例として下図のデータ1とデータ2を以下の条件で結合させます。

• 結合タイプ：左
• 結合句：ID
• 結合条件：一致

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複数条件の結合

結合において複数の結合句を設定することも可能です。例えば、下図のように複数の結合句を設定して結合を行うと複数列で一致した行のみがテーブルに追加されることになります。

• 結合タイプ：左
• 結合句：ID, No
• 結合条件：一致

設定方法

「適用した結合句」にある＋マークをクリックすると新しい結合句を追加することができます。

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不一致条件の結合（結合句の変更）

Tableau Prepにおいては結合句が一致しないといった条件でも結合が可能です。例えば、下図のように結合句と不一致条件をを設定して左結合を行うと結合句ごとに一致しない行がそれぞれ追加されます。

設定方法

「適用した結合句」において結合条件を「!=」に変更すれば、不一致条件での結合設定は完了です。

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まとめ

今回はTableau Prepの結合ステップの使い方を紹介しました。そのほかのTableau Prepのステップの使い方や目的別の対応方法なども解説していますのでご参考にしてください。