パワークエリで行データを分割または結合する方法を紹介します。クロス集計表などの横持ちのデータを整える時などに是非活用してください。
目次
行データを結合する
行データを結合する方法は以下の3ステップです。
- 「入れ替え」を使用してテーブルを転置する。
- 「列のマージ」を使用してデータを結合する。
- 再度、テーブルを転置する。
【画像付き解説】行データの結合
下記のデータを用いて行にある「年データ」と「月データ」を結合して「年月データ」を作成します。
STEP
データ準備
今回は下図の2行に分けられた年月データを結合して1行にしていきます。
STEP
テーブルを転置する
「変換」タブ内の「入れ替え」をクリックしてテーブルを転置する。
STEP
データを結合する
- 結合したい列をCtrlキーを押しながら選択する。
- 「列の追加」タブ内の「列のマージ」をクリックする。
- 任意の「区切り記号」と「列名」を設定してOKを選択する。
STEP
不要データを削除する(結合前データが不要な場合)
- 結合前のデータをCtrlキーを押しながら選択する。
- 「ホーム」タブから「列の削除」をクリックする。
STEP
再度、テーブルを転置する
「変換」タブ内の「入れ替え」をクリックしてテーブルを転置する。これで行データの結合は完了です。下図のように年と月を結合して年月データに変更できています。
行データを分割する
行データを分割する方法は以下の3ステップです。
手順
- 「入れ替え」を使用してテーブルを転置する。
- 「列の分割」を使用してデータを分割する。
- 再度、テーブルを転置する。
【画像付き解説】行データの分割
下記のデータの月と予実区分が一緒に記載されているデータを分割して「月」と「予実区分」に分けます。
STEP
データ準備
今回は下図の行を「月」と「予実区分」の2行に分けます。
STEP
テーブルを転置する
「変換」タブ内の「入れ替え」をクリックしてテーブルを転置する。
STEP
データを結合する
- 分割したい列データを選択する。
- 「変換」タブ内の「列の分割」で分割方法を選択する(ここでは区切り記号を選択する)
- 分割設定を行う(区切り記号による分割の場合は記号と分割箇所を設定する)
STEP
再度、テーブルを転置する
「変換」タブ内の「入れ替え」をクリックしてテーブルを転置する。これで行データの分割は完了です。下図のように月と予実区分を別々の行データに分割できています。
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