PowerQuery フォルダから複数ファイルを結合して読み込む

Power Query(パワークエリ)でフォルダから複数のファイル(ExcelやCSVなど)を結合して読み込む方法を紹介します。週次更新や月次更新されるファイルをまとめる時などに利用してみてください。

目次

複数のCSVファイルを読み込む

フォルダから複数のCSVファイルを結合して読み込む方法を解説します。手順は以下の通りです。

【手順】

  1. データソースとして「フォルダーから」を選択する
  2. 読み込むフォルダを選択する
  3. 設定画面で結合の「データの結合と変換」をクリックする
  4. 設定画面で内容を確認してOKを選択する
注意点

CSVファイルを上記の手順で結合する場合の注意点は以下です

  • エラー回避のためフォルダ内には結合するCSVファイルのみを格納する
  • データ結合は列名を元に行われるためファイル間で列名を合わせておく
データ準備

複数のCSVファイルの結合の使用例として、下図の3つのファイルを結合します。

データソースとして「フォルダーから」を選択する

データタブにある「データの取得」から「ファイルから」の「フォルダーから」をクリックする。

ファイルを読み込むフォルダを選択する
「データの保存と変換」を選択する
読み込むCSVファイルを確認する

「サンプルファイル」で確認するCSVファイルを選択して、列構成に問題がないか確認し「OK」をクリックする。
問題がある場合「区切り記号」を変更して任意の読み込み設定に変えてください。

CSVファイルの結合の完了

以上で複数のCSVファイルの結合は完了です。下図のように3つのファイルが結合されています。

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複数のExcelファイルを読み込む

フォルダから複数のエクセルファイルを結合して読み込む方法を解説します。手順は以下の通りです。

【手順】

  1. データソースとして「フォルダーから」を選択する
  2. 読み込むフォルダを選択する
  3. 設定画面で結合の「データの結合と変換」をクリックする
  4. 設定画面で読み込むシート名を選択する
注意点

Excelファイルを上記の方法で結合する場合の注意点は以下です

  • エラー回避のためフォルダ内には結合するExcelファイルのみを格納する
  • エラー回避のためExcelファイル内の結合するシート名を同じにする
  • データ結合は列名を元に行われるためファイル間で列名を合わせておく
データ準備

複数のエクセルファイルの結合の使用例として、下図の3つのファイルを結合します。

データソースとして「フォルダーから」を選択する

データタブにある「データの取得」から「ファイルから」の「フォルダーから」をクリックする。

ファイルを読み込むフォルダを選択する
「データの保存と変換」を選択する
読み込むシートを選択する

Excelファイル内のシートの中から読み込むシートを選択して「OK」をクリックする。
このとき選択したシート名と同じシート名のシートが他のファイルからも読み込まれます。

Excelファイルの結合の完了

以上で複数のExcelファイルの結合は完了です。下図のように3つのファイルの「Sheet1」のシートが結合されています。

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フォルダに新規ファイルを追加した場合の対応

クエリのデータソースとしたフォルダに新規ファイルを追加した場合は、以下の方法でクエリを更新してください。

フォルダから複数ファイルを読み込む設定にしていると、新規ファイルが追加された場合もクエリを修正せずにデータを更新できます

新規ファイルをフォルダに追加

フォルダに新規ファイル「202307.csv」が追加する。

クエリを更新する

下記手順でクエリを更新すると新規ファイルのデータが表の下に追加されます。

  1. データタブの「クエリと接続」を選択する
  2. 対象のクエリの更新ボタンをクリックする。

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フォルダに別ファイルがある場合の対応

フォルダ内にデータソースとするファイル以外のファイルがある場合は、以下の方法で対応してください。

フォルダ内に色々なファイルがある場合

下図のように様々な拡張子のファイルがフォルダ内にある場合に、CSVファイルのみを読み込みます。

データソースを「フォルダーから」に設定
  1. データタブにある「データの取得」から「フォルダーから」をして読み込むフォルダを選択する。
  2. 「データの変換」を選択する。
読み込むファイル拡張子でフィルタをかける

読み込んだデータのExtension列で読み込むファイル拡張子を選択する。ここではCSVファイルのみに絞り込みます。

  1. Extension列のフィルタボタンをクリックする。
  2. 読み込みたいファイルのファイル拡張子にのみチェックを入れてOKをクリックする。

ファイル命名ルールなどを決めてファイル名でフィルタをかけて絞り込んでもOKです。

データの展開

絞り込んだCSVファイルを展開します。

  1. Content列のボタンをクリックする。
  2. ファイルの結合画面で「OK」をクリックする。
ファイルの結合の完了

以上でフォルダに別ファイルがある場合のファイルの結合は完了です。下図のように選択したCSVファイルのみが結合されています。

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まとめ

今回はフォルダから複数ファイルを結合して読み込む方法を紹介しました。定期的に更新されるデータやファイルをまとめる時などに利用してみてください。

フォルダから複数ファイルを読み込む設定にしていると、新規ファイルが追加された場合もクエリを修正せずにデータ更新ができるのでオススメです。

注意点としてファイル内のシート名や列名は同じにする必要がありますので確認してから利用してみてください。

Power Queryのおすすめ書籍

パワークエリの学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。

初心者向けおすすめ学習本

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この記事を書いた人

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