Tableau Prep Builder(タブロープレップ)の日付データを計算する方法を紹介します。経過日数や年齢計算の方法も解説しています。
日付関数(DATEADD,DATEDIFF)
Tableau prepでの日付データの計算には主に下記2つの日付関数を用います。それぞれの関数は下表のように使用します。
- DATEDIFF : 日付データの差(経過日数)を計算する
- DATEADD : 日付データに一定期間を足し引きする
関数式 | 使用例 |
---|---|
DATEDIFF( 期間単位 , 日付データ1 , 日付データ2) | DATEDIFF( ”day”, #2024/4/1#, #2024/4/6#) = 5 |
DATEADD( 期間単位 , 期間 , 日付データ) | DATEDIFF( ”day”, 5, #2024/4/1#) = #2024/4/6# |
日付データの差の計算
日付データの差の計算にはDATEDIFF関数を用います。例として下図のような2つの日時の経過日数を計算します。
クリーニングステップで「・・・」→「計算フィールドの作成」を選択する。
※そのほかのステップ内でも計算フィールドは作成可能です。
下記の式を入力して保存をクリックする。期間単位には”year”,”month”,”week”,”day”などを設定できます。
DATEDIFF( "day" , [開始日] , [終了日] )
以上で日付データの差の計算は完了です。
年齢計算
下図のような生年月日のデータから今日時点での年齢を計算するには、DATEDIFF関数、TODAY関数、FLOOR関数を用います。計算式は下記の通りで生年月日から今日までの経過日数を365日で割って、FLOOR関数で小数点を切り下げています。
計算例として上図のデータを用いてTableau prepで計算すると以下の通りになります。
FLOOR( DATEDIFF( "day" , [誕生日] , TODAY())/365)
年齢の計算式を用いることで下記のように年齢が計算できます。
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日付データに一定期間を足す(加算・減算)
日付データを一定期間ずらすにはDATEADD関数を用います。例として下図の日付データの1か月後の日付を計算します。
クリーニングステップで「・・・」→「計算フィールドの作成」を選択する。
※そのほかのステップ内でも計算フィールドは作成可能です。
下記の式を入力して保存をクリックする。期間単位には”year”,”month”,”week”,”day”などを設定できます。
DATEADD( "month", 1, [開始日])
以上で日付データの加算は完了です。
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まとめ
今回はTableau Prepで日付データの計算方法について紹介しました。日付データの切り出し・変換方法についてもこちらの記事を紹介していますので参考にしてみてください。
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
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