Tableau Prep Builder(タブロープレップ)で表計算を利用した移動平均および移動合計の計算方法を解説します。
移動平均の計算手順
移動平均を計算するにはクリーニングステップ内で「計算フィールドの作成」→「移動計算」を利用します。
例として下記のように 日付順 で 前後1行を含めた計3行(3か月)の 移動平均 を算出する列を作成します。
クリーニングステップ内で移動平均を計算したいフィールドの「・・・」をクリックして「計算フィールドの作成」の「移動計算」を選択します。ここでは売上の移動平均を計算したいので、売上フィールドにおいて選択します。
- 「グループ化」でどの列の項目別に移動平均を計算するかを選択する。ここでは特にないので「フルテーブル」を選択する。※商品別、地域別などで移動平均を計算したい場合はここでその列を選択してください。
- 「並べ替え」で移動平均を計算する順番を決める列を選択する。ここでは「日付」を選択する。
- 「計算の実行」で「AVG」を選択する。
移動平均を計算する範囲を設定します。
ここでは上の1行と下の1行を含めた計3行で計算するため「前の値」で1、「次の値」で1を選択して「現在の値を除外」にチェックを入れないで完了をクリックします。
以上で、移動平均の計算は完了です。下図のように3行ごとの移動平均が計算がされています。一番上と一番下の行は計算行が足らないためNULLとなります。
NULL処理する方法はこちらで解説していますので参考にしてみてください。
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移動合計の計算手順(グループ別での計算例)
移動平均を計算するにはクリーニングステップ内で「計算フィールドの作成」→「移動計算」を利用します。
例として下記のように 商品別に日付順 で 前後1行を含めた計3行(3か月)の 移動合計を算出する列を作成します。
クリーニングステップ内で移動合計を計算したいフィールドの「・・・」をクリックして「計算フィールドの作成」の「移動計算」を選択します。ここでは売上の移動合計を計算したいので、売上フィールドにおいて選択します。
- 「グループ化」でどの列の項目別に移動合計を計算するかを選択する。ここでは特にないので「商品」を選択する。
- 「並べ替え」で移動合計を計算する順番を決める列を選択する。ここでは「日付」を選択する。
- 「計算の実行」で「SUM」を選択する。
移動合計を計算する範囲を設定します。
ここでは上の1行と下の1行を含めた計3行で計算するため「前の値」で1、「次の値」で1を選択して「現在の値を除外」にチェックを入れないで完了をクリックします。
以上で、商品別の移動合計の計算は完了です。下図のように3行ごとの移動合計が計算がされています。商品別で一番上と一番下の行は計算行が足らないためNULLとなります。
NULL処理する方法はこちらで解説していますので参考にしてみてください。
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まとめ
今回はTableau Prepでの移動平均と移動合計の計算手順を紹介しました。。処理のステップとしては以下の通りです。
- 計算フィールドの作成で「移動計算」を選択する
- 移動計算のグループ化、並び替え、計算するフィールドを選択する
- 移動計算をする範囲を設定する
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
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