基本のグラフの一つである折れ線グラフの作り方を解説します。作成手順に合わせてグラフの設定方法や応用グラフについても紹介します。
Tableauのサンプルデータを用いて以下のようなグラフの作成方法を解説してますので参考にしてみてください。
折れ線グラフの特徴・使い方
折れ線グラフはデータ間を線で結んだグラフです。その特徴からデータの変化を捉えるのに適しています。そのため、時系列データなどの連続性のあるデータを表すのに特に適しています。
- 売上などのPLデータの推移
- システムの利用率の推移
- 人口数の推移 など
折れ線グラフでは変化の程度を正しく伝えるため以下のようなグラフ作成は行わないようにする。
・特定の期間だけを切り取る(ズームする)
・グラフ縦軸を0以外から始める
Sponsored link
基本の折れ線グラフの作り方
今回はTableauのサンプルデータである「スーパーストア」を使って、売上や利益の時系列推移を表した折れ線グラフの作り方を解説します。
ひとつのメジャーの折れ線グラフ
一つのメジャーを用いた折れ線グラフの作り方を説明します。
説明例として、メジャー「売上」を用いた下図のグラフを作成します。
メジャー「売上」を行シェルフにドラック&ドロップする
ディメンション[オーダー日]を列シェルフへドラッグ&ドロップする
「オーダー日」を右クリックして「四半期」を選択する
メジャー「売上」を右クリックして「書式設定」を選択する。
スケール「数値」をクリックして表示形式を編集する。ここでは数値(カスタム)にて小数点0、表示単位を百万(M)とした。
Sponsored link
ひとつのメジャーの複数折れ線グラフ
次に一つのメジャーと一つのディメンションを用いた折れ線グラフの作り方を説明します。
説明例として、メジャー「売上」とディメンション「カテゴリ」を使って下図の複数のグラフを作成します。
メジャー「売上」を行シェルフにドラック&ドロップする
ディメンション[オーダー日]を列シェルフへドラッグ&ドロップする
「オーダー日」を右クリックして「四半期」を選択する
分類分けしたいディメンションを「色」にドラック&ドロップする
メジャー「売上」を右クリックして「書式設定」を選択する。
スケール「数値」をクリックして表示形式を編集する。ここでは数値(カスタム)にて小数点0、表示単位を百万(M)とした。
Sponsored link
複数メジャーの複数折れ線グラフ
次に複数のメジャーを用いた折れ線グラフの作り方を説明します。
説明例として、複数のメジャー「売上」と「利益」を使って下図の複数の折れ線グラフを作成します。
メジャー「売上」を行シェルフにドラック&ドロップする
ディメンション[オーダー日]を列シェルフへドラッグ&ドロップする
グラフに追加するメジャー「利益」をグラフ軸にドラック&ドロップする
マークエリアの「ラベル」に「メジャーネーム」をドラッグ&ドロップする
メジャー「売上」を右クリックして「書式設定」を選択する。
スケール「数値」をクリックして表示形式を編集する。ここでは数値(カスタム)にて小数点0、表示単位を百万(M)とした。
Sponsored link
折れ線グラフの設定
マーカー付き折れ線グラフ
マークエリアの「色」の「マーカー」においてマーカー付きを選択することでマーカー付き折れ線グラフに変更できます。
線の太さ と 色の変更
・線の太さはマークエリアの「サイズ」を選択して調整スライダーを動かすことで変更できます。
・色はマークエリアの「色」内で任意を色を選択することで変更できます。
グラフに項目名を表示する
・単一メジャーの複数グラフの場合
色分けに使用したディメンションをマークエリアの「ラベル」にドラッグ&ドロップする。
・複数メジャーの複数グラフの場合
「メジャーネーム」をマークエリアの「ラベル」にドラッグ&ドロップする。
目盛りの変更
グラフに使用しているメジャーを右クリックして「書式設定」を選択する。
スケールの「数値」をクリックして表示形式を編集する。
傾向線の追加
画面左上にある「アナリティクス」を選択した後、「傾向線」をグラフ上にドラッグ&ドロップする。そのとき、追加する傾向線の種類(線形、対数、指数など)上にドロップする。
Sponsored link
折れ線グラフの応用
2重軸の折れ線グラフ
2重軸の折れ線グラフの作成手順を紹介します。ここではスーパーストアの「売上」と「数量」の2重軸折れ線グラフを作成します。結果は下図のようになります。
- 単一メジャーの「売上」折れ線グラフを作成する。
- 2つ目のメジャー「数量」を行列シェルフに追加する
- 追加したメジャー「数量」を右クリックして「二重軸」を選択する
- マークエリアの「すべて」の「ラベル」に「メジャーネーム」をドラッグ&ドロップ
詳細はこちらの記事で紹介しています。
複合グラフ(折れ線+棒)
折れ線と棒の複合グラフの作成手順を紹介します。ここではスーパーストアの「売上」と「数量」を使い、複合グラフを作成します。結果は下図のようになります。
- 単一メジャーの「売上」折れ線グラフを作成する。
- 2つ目のメジャー「数量」を行列シェルフに追加する
- 追加したメジャー「数量」を右クリックして「二重軸」を選択する
- マークエリアの「合計(数量)」のグラフ種を「棒」に変更する
詳細はこちらの記事で紹介しています。
数値入りマーカー折れ線グラフ
数値入りマーカー折れ線グラフの作成手順を紹介します。ここではスーパーストアの「売上」を使い、グラフを作成します。結果は下図のようになります。
- 単一メジャーの「売上」折れ線グラフを作成する。
- 同じメジャーである「売上」を行列シェルフに追加する
- 追加したメジャー「売上」を右クリックして「二重軸」を選択する
- 追加された軸を右クリックして「軸の同期」を選択する(軸を非表示にする)
- 2つ目のメジャー「合計(売上)(2)」のグラフ種を「円」にする
- 「ラベル」にメジャー「売上」をドラッグ&ドロップしてラベル配置を「中央」にする
- メジャー「売上」の書式設定を変更する(単位を百万(M)に変更)
詳細はこちらの記事で紹介しています。
マーカー種類を変更した折れ線グラフ
マーカー種類を変更した折れ線グラフの作成手順を紹介します。ここではスーパーストアの「売上」を使い、グラフを作成します。結果は下図のようになります。
- 単一メジャーの「売上」折れ線グラフを作成する。
- 同じメジャーである「売上」を行列シェルフに追加する
- 追加したメジャー「売上」を右クリックして「二重軸」を選択する
- 追加された軸を右クリックして「軸の同期」を選択する(軸を非表示にする)
- 2つ目のメジャー「合計(売上)(2)」のグラフ種を「形状」にする
- 「合計(売上)(2)」の「形状」で任意のマーカーを選択する
詳細はこちらの記事で紹介しています。
Sponsored link
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
初学者向け おすすめ学習書
コメント