Tableau(タブロー)のテキスト表の特定のセル・行・列を色付けする方法を紹介します。Tableauのサンプルデータを用いて 作成方法を解説してますので参考に試してみてください。
セルを色付けする方法
セルの色付け設定手順は以下の3ステップのみです。
- 色付けするセル位置を指定する新規フィールドを作成する
- セル指定のフィールドを「色」にセットして グラフタイプを「四角」に設定する
- 「色の編集」でテキスト表の色を白色と任意の色の2色にする
【画像付き解説】セルの色付け設定手順
Tableauのサンプルデータ「スーパーストア」を使って下図のようにテキスト表の特定のセルを色付けする手順を解説します。

マークカードの「色」にメジャー(ここでは[売上])、行列シェルフにディメンションをドラッグ&ドロップしてクロス集計表を作成する。

データペインの「▼」の「計算フィールドの作成」を選択する。下記のようにセル位置を指定する計算式を入力して保存する。※画像は行が「家電」、列が「2021」のセルを指定する計算式です。
IF [行のディメンション]="色付けしたい項目" and [列のディメンション]="色付けしたい項目" then 2
else 0
END

ディメンションがデータ型が日付型の場合は下記のように年月日を指定してください。
- 年:DATENAME(‘year’,[日時型ディメンション])
- 月:DATENAME(‘month’,[日時型ディメンション])
- 日:DATENAME(‘day’,[日時型ディメンション])
- 曜日:DATENAME(‘weekday’,[日時型ディメンション])
作成したセル指定フィールド(ここでは[セル指定])をマークカードの「色」にドラッグ&ドロップする。そのあとグラフタイプを「四角」に変更する。

マークカードの「色」の「色の編集」をクリックする。色の編集ウィンドウで下記設定をする。
- パレット:カスタム分化
- 色:左側を白色、右側を任意の背景色
- ステップドカラー:2
- 中央:1

複数のセルを色付けする方法
Tableauのサンプルデータ「スーパーストア」を使って下図のようにテキスト表の複数のセルを色付けする手順を解説します。

マークカードの「色」にメジャー(ここでは[売上])、行列シェルフにディメンションをドラッグ&ドロップしてクロス集計表を作成する。

データペインの「▼」の「計算フィールドの作成」を選択する。下記のように複数のセル位置を指定する計算式を入力して保存する。色付けするセルを増やすときはELSEIF構文を使って増やしてください。※以下の計算式は3つのセルを指定する計算式です。
IF [行のディメンション]="色付けしたい項目" and [列のディメンション]="色付けしたい項目"then 2
ELSEIF [行のディメンション]="色付けしたい項目" and [列のディメンション]="色付けしたい項目"then 2
ELSEIF [行のディメンション]="色付けしたい項目" and [列のディメンション]="色付けしたい項目"then 2
ELSE 0
END

ディメンションがデータ型が日付型の場合は下記のように年月日を指定してください。
- 年:DATENAME(‘year’,[日時型ディメンション])
- 月:DATENAME(‘month’,[日時型ディメンション])
- 日:DATENAME(‘day’,[日時型ディメンション])
- 曜日:DATENAME(‘weekday’,[日時型ディメンション])
作成した複数セル指定フィールド(ここでは[セル指定])をマークカードの「色」にドラッグ&ドロップする。そのあとグラフタイプを「四角」に変更する。

マークカードの「色」の「色の編集」をクリックする。色の編集ウィンドウで下記設定をする。
- パレット:カスタム分化
- 色:左側を白色、右側を任意の背景色
- ステップドカラー:2
- 中央:1

行データ・列データを色付けする方法
Tableauのサンプルデータ「スーパーストア」を使って下図のようにテキスト表の特定の行を色付けする手順を解説します。

マークカードの「色」にメジャー(ここでは[売上])、行列シェルフにディメンションをドラッグ&ドロップしてクロス集計表を作成する。

データペインの「▼」の「計算フィールドの作成」を選択する。下記のように特定の行または列を指定する計算式を入力して保存する。※画像は「家電」の行を指定する計算式です。
IF [行または列のディメンション]="色付けしたい項目" then 2
else 0
END

ディメンションがデータ型が日付型の場合は下記のように年月日を指定してください。
- 年:DATENAME(‘year’,[日時型ディメンション])
- 月:DATENAME(‘month’,[日時型ディメンション])
- 日:DATENAME(‘day’,[日時型ディメンション])
- 曜日:DATENAME(‘weekday’,[日時型ディメンション])
作成した行列指定フィールド(ここでは[行列指定])をマークカードの「色」にドラッグ&ドロップする。そのあとグラフタイプを「四角」に変更する。

マークカードの「色」の「色の編集」をクリックする。色の編集ウィンドウで下記設定をする。
- パレット:カスタム分化
- 色:左側を白色、右側を任意の背景色
- ステップドカラー:2
- 中央:1

Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
初学者向け おすすめ学習書
コメント