Tableau(タブロー)でブレットグラフの作り方を解説します。作成手順に合わせて設定項目や編集方法についても紹介します。Tableauのサンプルデータを用いて グラフ作成手順を画像付きで解説してますので参考に試してみてください。
ブレットグラフ(Bullet chart)とは実績データと目標データの比較した棒グラフであり、ゲージやメーターの代わりに使われています。グラフ背景を優・良・可・不可などの判定エリア毎に色分けして そこに実績データを重ねることで一目で実績データの達成度や評価を確認することができます。
ブレットグラフの作り方
基本的なブレットグラフの作成手順は以下の2ステップです。
- 実績と目標のメジャー2つをShiftキーを押しながら複数選択する(または行列シェルフにセットする)
- 画面右上の「表示形式」から「ブレットグラフ」を選択する
【画像付き解説】ブレッドグラフの作成
売上データと売上目標データを使って下図のブレットグラフを作成する手順を解説します。
今回は下図の売上データと売上目標データを使ってグラフを作成します。
- 2のメジャー[売上]と[売上目標]とShiftキーを押しながら複数選択する
- 画面右上の「表示形式」をクリックして「ブレットグラフ」を選択する
実績データが棒グラフ、目標データが背景になっているか確認する。逆になっている場合はグラフの軸を右クリックして「リファレンスラインフィールドのスワップ」を選択してメジャーを入れ替える。
グラフの軸を右クリックして 「リファレンスラインの編集」から「60%,80% / 平均 売上目標」を選択する。
編集画面の「塗りつぶし」で任意の色セットを設定する。
データの分析の切り口としてディメンション[カテゴリ]を行シェルフにドラッグ&ドロップする。
ブレットグラフの特徴・使い方
ブレットグラフとは目標に対する到達度や達成度を測定するのに適した棒グラフの一種です。測定ゲージや測定メーターなどの役割でよく用いられます。グラフ背景を優・良・可・不可などの判定エリア毎に色分けして そこに実績データの棒グラフを重ねることで一目で実績データの達成度や評価結果を確認することができます。
特にKPI (重要業績評価指標)の達成状況を可視化するためによく使われます。
ブレットグラフの設定項目・編集方法
背景の区切り値(閾値)の変更
グラフ背景の複数エリアを区切る値は「リファレンスライン、バンド、またはボックスの編集」で変更できます。
- グラフの軸を右クリックして 「リファレンスラインの編集」から「60%,80% /〇〇」を選択する
- 編集画面の「値」で任意の区切り値(%)を設定する。カンマで区切ることで複数エリアを設定できます。
背景色の変更
グラフ背景色は「リファレンスライン、バンド、またはボックスの編集」で変更できます。
- グラフの軸を右クリックして 「リファレンスラインの編集」から「60%,80% /〇〇」を選択する
- 編集画面の「塗りつぶし」で任意の色セットを設定する
実績データと目標データの入れ替え
行列シェルフにあるメジャーとマークカードの「詳細」に設定されているメジャーを入れ替えたい場合は グラフ軸を右クリックして「リファレンスラインフィールドのスワップ」を選択する。
グラフの枠線(各項目の区切り)
複数のブレットグラフを並べた場合の各グラフの区切り(グラフの枠線)は以下の手順で設定できます。
- グラフエリアを右クリックして 「書式設定」を選択する
- 書式設定で「枠線」を選択する
- 「行の境界線」または「列の境界線」で線の書式を設定する
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
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