PowerQuery 指定の文字列を含む/含まないを判定する

Power Query(パワークエリ)で特定の文字が含まれているか判定する方法を紹介します。if文と組み合わせて指定の文字列が含まれているか否かで処理(出力)を変える方法も合わせて解説します。

ドノ

この記事では2つの方法を紹介しています!
・カスタム列+M言語での方法
・条件列を用いた方法

目次

指定の文字列が含まれているか判定する(M言語)

データ内に指定の文字が含まれているか否か判定するにはText.Comtains関数if文を用います。

Text.Contains関数とは?

Text.Contains関数の使い方は下記の通りです。データ内に指定の文字列が含んでいる場合は「TRUE」、含んでいない場合は「FALSE」という出力となります。

例えば、下図のようなデータを用いてText.Contains関数を使用するとこのような結果になります。

if文で指定の文字列を含むか判定

次に上記のText.Contains関数if文を組み合わせて、指定の文字列を含むか含まないかで処理を変更してみます。
※if文はTRUEかFALSEで処理を変更できます(if文の使い方についてはこちらの記事を参照してみてください)

使い方の例として、下図データから”A”を含む場合は”A以上”、それ以外は”B以下”となる判定列を作成します。

STEP
カスタム列の追加

まず、ツールバーの「列の追加」タブ内にある「カスタム列」をクリックしてカスタム列の設定画面を開く。

STEP
if文 + Text.Contains関数による判定列の作成

下記の条件式を入力して保存をクリックする。
式の意味は[評価]にAが含まれる場合は”A以上”、それ以外の場合は”B以下”となるといったものです。

if Text.Contains([評価],"A") then "A以上"
else "B以下"
STEP
if文 + Text.Contains関数による判定列の作成完了

以上でif文 + Text.Contains関数の組み合わせによる判定列の作成完了です。
Aを含む行は”A以上”でそれ以外の行は”B以下”となっています。

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指定の文字列が含まれているか判定する(条件列ボタン)

最後にM言語を使わずに「条件列」ボタンを利用して指定の文字列が含まれているか判定する手順を紹介します。

使い方の例として、上述の解説と同様に下図データから“A”を含む場合は”A以上”、それ以外は”B以下”となる判定列を作成します。

STEP
条件列の追加

まず、ツールバーの「列の追加」タブ内にある「条件列」をクリックして条件列を追加する。

STEP
条件列の設定

条件([評価]がAを含むときは”A以上”、それ以外は”B以下”)に沿って、下記のように項目を設定してOKをクリックする。

  • 新しい列名:判定
  • 列名:評価
  • 演算子:指定の値を含む
  • 値:A
  • 出力:A以上
  • それ以外の場合:B以下
STEP
条件分岐による判定フィールドの作成完了

以上で条件列ボタンによる判定列の作成完了です。
Aを含む行は”A以上”でそれ以外の行は”B以下”となっています。

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パワークエリの学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。

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