PowerQueryで処理を行うステップの操作方法をまとめて紹介します。
ここではステップの表示、追加、コピー、削除について手順を解説します。
ステップの表示
まずは、パワークエリのエディター画面で適用されたステップを表示させる方法を紹介します。
データに適用されたステップを表示させるには表示タブの「クエリの設定」をクリックすればOKです。

上記の画面で「クエリの設定」をクリックするとこのように画面の右側に適用されたステップが表示されます。

上図では一番下の「変更された型」となっているステップが最後に適用されたステップとなり、処理が追加されるごとに下側にステップが追加されます。

ステップを非表示にしたい場合は、再度「クエリの設定」をクリックすればOKです
ステップの追加
次に新しいステップを追加する方法を紹介します。
新しいステップを追加するにはステップを右クリックして「後にステップの挿入」を選択すればOKです。


上記の画面で「後にステップの挿入」をクリックするとこのようにステップが追加されます。


上図の見ると、追加されたステップでは「= 変更された型」となっているように一つ上のステップの結果をコピーした状態となります。
何か処理を行いたい場合は数式バーに新しい処理を入力しましょう。



ステップの追加は一番下のステップのみではなくどの位置にでも追加、挿入できます
ステップのコピー
次はステップをコピーする方法を紹介します。
ステップのコピーは以下の手順で行います。
- 新しいステップの追加
- コピー元のM言語式をコピー
- 新しいステップにM言語式をペースト
- ステップの参照データを修正
それでは例を使って手順を解説します。例では下図のValue列に100加算する「列に加算済み」ステップをコピーします。


まずは適用ステップで最新のステップを右クリックして「後にステップの挿入」を選択して新しいステップを追加します。


次にコピー元のステップ(ここでは「列に加算済み」)の式をコピーします。
適用したステップで対象ステップをクリックして、数式バーに書かれている式をすべてコピーします。


次に新しく追加したステップにコピーした式を貼り付けます。


上図では、Value列に100加算するという処理をコピーして2回行うようにしたのにValeu列の値が変わってません。
それは、参照する元データを変更していないためです。
上図では参照するデータは「変更された型」ステップの結果データとなっており、100加算された「列に加算済み」ステップの結果データとなっていません。そのために次に参照データの修正を行います。
式を貼り付けたステップにて下図のように参照データを修正します(変更された型
から列に加算済み
)
参照データを変更したことでValeu列には100加算する処理が2回適用され200加算されていることがわかります。





ステップのコピペやM言語の直接入力する場合は参照データを確認するようにしましょう
ステップの削除
次に新しいステップを削除する方法を紹介します。
ステップを削除するにはステップを右クリックして「削除」を選択すればOKです。


選択すると下図のように対象ステップが削除されます。


右クリックして出てきた「最後まで削除」をクリックすると選択したステップ以降のすべてのステップが削除されます。
ステップの移動・順番変更
最後にステップの移動・順番変更について紹介します。
ステップの順番を変更するには対象ステップをドラッグ&ドロップすればOKです。


ドラッグ&ドロップすると下図のように順番が変わります。





ステップを移動した場合はステップ内で参照するデータ(ステップ)が見つかれないエラーが出る場合がありますので、移動後は参照データを確認するようにしましょう
ドラッグ&ドロップ以外にも対象ステップを右クリックして「」「」を選択することでもステップの移動は可能です。


パワークエリの学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
・初心者向けおすすめ学習本
・初中級者向けおすすめ学習本
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