PowerQuery 空白行と空白列の追加

パワークエリで空白行と空白列をテーブルに追加する方法を紹介します。

ドノ

ここではTable.InsertRows()を使った行の追加方法を紹介しています。

目次

空白行の追加

空白行の追加には Table.InsertRows()を利用します。まずはTable.InsertRows関数について簡単に説明します。

Table.InsertRows関数とは?

Table.InsertRows関数とはテーブルに新しい行を追加する関数です。

Table.InsertRows関数の構文は以下のような感じです。

Table.InsertRows(テーブル名, 行の追加位置, {[列名=,列名=, . . . ,列名=]}

この関数の各列の値を""に設定することで空白行を追加します。

実際に例を用いて使い方を紹介します。

空白行の追加手順

説明例として、下図テーブルのように空白行を追加します。

STEP
空白行を追加する処理ステップを追加

まずクエリの設定の一番下のステップを右クリックして「後にステップの挿入」を選択する。

追加したステップで空白行追加の処理を行います。

STEP
空白行を追加する式

追加したステップの数式バーに下記の式を入力してください。それぞれの設定値は以下のとおりです。

  • 行を追加するテーブル名:変更された型
  • 行を追加する位置:2
  • 追加する行の値:{[日付=””,売上=””]}
Table.InsertRows(変更された型, 2, {[日付="",売上=""]})
注意点
  • 行を追加する位置の設定値はインデックス値のため0始まりです。3行目に追加する場合は2を設定します。
  • 追加する行の値は各列に設定する必要があります。空白行にするためには"", null行にするにはnullを設定してください。
STEP
空白行の追加完了

これで空白行の追加は完了です。

Sponsored link

空白列の追加

空白列の追加は行に比べ非常に簡単です。カスタム列で""を値とすればOKです。

説明例として、下図テーブルのように売上空白列を追加します。

STEP
カスタム列を追加

まず列の追加タブにある「カスタム列」をクリックします。

STEP
空白列の式を入力

カスタム列の入力欄に""を入力してください。

STEP
空白列の追加完了

これで空白列の追加は完了です。

ドノ

空白列の位置を変えたい場合は、ドラッグ&ドロップすれば簡単に変えることができます

Sponsored link

Power Queryのおすすめ書籍

パワークエリの学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。

初心者向けおすすめ学習本

初中級者向けおすすめ学習本

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次