Tableau(タブロー)とは?
Tableau(タブロー)とはデータ分析/可視化をするBIツールです。
BIツール(Business Intelligence Tool)とは様々なデータを分析/見える化することでビジネスの意思決定に役立てるツールのことを言います。
データに基づいて判断をすることで意思決定のスピードと精度を向上することができます。
例として以下のようなことが考えられます。
- 売上が下がっている地域を特定して対策を検討する。
- 売上が上がっているエリアの要因を分析して水平展開する。
- 顧客分析を行い、顧客の特性に応じたアプローチを検討する。
- 正確な売上予測から在庫数を最適化する。
Tableauでデキることは?得意なことは?
Tableauの代表的な機能として以下が備わっています。
特にTableauは大量のデータの可視化と共有に適しており、これらの機能はエクセルなどのデータ分析ツールに比べても大きく優れています。
- データの可視化
- データ加工・分析
- データのレポーティング(ダッシュボード)
- データ共有
Tableauによる業務効率化メリットは?
Tableauを活用することによりレポート作成作業を効率化するメリットがあります。
個人的にもTableauを使い始めてから資料作成の時間を短縮できていますし、同じような集計作業を繰り返すことがなくなりラクできています!
例えば月次や四半期毎にエクセルでデータを集計してパワーポイントで資料作成していませんか?
そして報告が終わったら「こんな風に分析したグラフはないか?」「商品別、顧客別でデータ見たい」など追加の依頼が来て再度データ分析・グラフ化・資料作成をするといったことも。
こういう場合にTableauでダッシュボードを用意しておくことで定期的な資料作成の時間を効率化することができます。なので、定期資料の作成の手間が省く業務効率化の目的でBIツールを使い始めるのもおススメです。
BIツールでの業務効率化の第一歩として一番簡単なTableauの使い方をこのあとで紹介しますので参考にしてみてください。
Tableauの基本的な使い方
データ可視化を行うTableau Desktopの基本的な操作手順は以下の4ステップになります。
1ステップごと解説していきますので参考にしながらやってみてください。
データ収集|Excelからのデータ取り込み
まずはTableauへデータを取り込みます。
今回は以下のExcelデータを使用して行います(ファイル名はTest.xlsx)。
非常に単純なデータですが最初はなるべくシンプルなデータを自分で作って使ってみることをおススメします。
サンプルデータを使うと元のデータ構造が分からずTableauでの操作をしてみても何がどう動いてるのか理解できない可能性があるためです。(私がそうでした。。。)
このときTableauのウィンドウ内に作成したデータが表示されているか確認してください。
これでデータ取り込みは完了です。
データ可視化 | データのグラフ化
データの可視化(グラフ化)を行います。ここでは商品毎の売上を可視化します。
可視化には2種類のデータ メジャー(数値)とディメンション(可視化の切り口)を使います。
メジャーとディメンジョンはExcel画面とTableau画面では以下になります。
これで一番簡単なデータの可視化(グラフ化)は完了です。
これを基本操作としてさらにディメンションやメジャーを変更・組み合わせることで様々な切り口からデータを分析することが可能となります。
レポート作成|ダッシュボード作成
複数のグラフを1画面にまとめるダッシュボート(レポート)を作成します。
先ほどのグラフとディメンションを変更した利益を商品別に表示したグラフを1画面にまとめてみます。
それぞれシート名を「売上」「利益」としています。
基本的な操作としては作成したワークシートを配置することでダッシュボード作成は完了です。
レポート共有 | サーバーへの公開
最後に作成したレポートを共有するためにサーバーへ公開します。
「サーバー」→「サインイン」を選択して公開するTableauサーバーのURLを入力後、接続をクリック。
「サーバー」→「ワークブックのパブリッシュ」を選択する。
最後に
いかがでしょうか?少しはTableau操作のイメージがついたでしょうか?
はじめは操作に慣れないこともあると思いますが少しずつ試して使ってみてください。
これからも自分が疑問に思ったところや苦戦したところをわかりやすく解説しようと思いますので参考に見てもらえるとうれしいです。
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
初学者向け おすすめ学習書
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