Tableau Prep Builder(タブロープレップ)のユニオンステップの使い方を紹介します。結合との違いや複数ファイルのユニオンやワイルドカードユニオンについて解説しています。
ユニオンと結合の違い
テーブルの結合には下記の2方向の結合があり、ユニオンとは表を縦方向にくっつける処理です。
ユニオンにおいては「列名」が同じ列同士(フィールド同士)が下図のように結合されます。
- 結合: 横方向の結合であり、表に「列」を追加するイメージ
- ユニオン: 縦方向の結合であり、表に「行」を追加するイメージ
ユニオンの使い方
ユニオンの使い方の例として下図のデータ1とデータ2をTableau Prepでユニオンさせます。
ユニオンしたいデータ同士をドラッグして重ねると下側に「ユニオン」と表示されるので、そこにデータをドロップします。
データが正しくユニオンできているか色で確認します。データ1は青色、データ2はオレンジ色で表現されており、2つのデータがユニオンされている列は2色、1つのデータの列は1色で表示されています。
列名が異なり、ユニオンしたいデータが正しくユニオンできていない場合は列名を直接ダブルクリックして修正が可能です。ここでは、ユニオンしたいA列は正しくユニオンできているので修正は行いません。
以上、ユニオンの完了です。下図のように列名が同じ「ID」と「A」列がユニオンできています。
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3つ以上の複数ファイルの結合
ユニオンは3以上のファイルに対しても行うことができます。2つのファイルの時と同様に同じ列名の列同士が結合されます。
設定方法
3つ以上の複数ファイルをユニオンするためには、既に作成されているユニオンステップに新しいデータをドラッグで重ねて「追加」にドロップします。
ユニオンできるファイル数上限
Tableau Prepのユニオンステップにおいて一度にユニオンできるファイル上限は10個です。
下図のように11個目のファイルをユニオンステップの上に重ねても「追加」が表示されなくなります。
11個以上のファイルをユニオンしたい場合は11個目のファイルを「ユニオン」にドロップすればOKです。下図のように2つ目のユニオンステップが追加されてさらに10個のファイルをユニオンすることができます。
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ワイルドカードユニオンの使い方
Tableau Prepではファイルを読み込む入力ステップ内においてワイルドカードユニオンを行うことができます。ワイルドカード「*」を使って読み込むファイルやシートを設定することができます
使い方や設定手順はこちらで紹介していますので参考にしてみてください。
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まとめ
今回はTableau Prepのユニオンステップの使い方を紹介しました。そのほかのTableau Prepのステップの使い方や目的別の対応方法なども解説していますのでご参考にしてください。
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
Tableau prep おすすめ学習書
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