Tableauで計算フィールド使った解説をよく見るんだけど
どんなことが起きているのかあんまり理解できてないんだよね。
僕も最初は何をしているのかよく分からなかったんだよね。
どんなものかなるべく簡単に解説するから参考にしてみて!
計算フィールドとは何?
計算フィールドとはデータソースに新しい列データを作成するモノです。
「計算フィールドの作成」をするとエクセルでデータに対して列の挿入(追加)をしているイメージになります。
新しい空の列データを追加して、その中にどんなものを表示するかを計算フィールド内に記述している感じです。
例えば空の列データを作りたいとすれば計算フィールドに「””」を入れて作ってみてください。データソースを見ると空欄の列データが追加されています。これは全てのセル(2022/1/1~12/1の12個のセル)に「””」が書かれている状態です。このように文字列や行単位の計算は1セルごとに記述した結果が入る動きをします。
なんとなく計算フィールドの作成でどんなことが起きているかイメージは掴めたでしょうか?
続いて初心者向けの計算フィールドの使い方の例を解説しますので参考にしてみてください。
計算フィールドの使い方
ここでは簡単に計算フィールドを使った例を紹介します。
初心者向けに私自身が使い始めたころに使った方法を解説したいと思います。
【実例①】文字列データを結合して新しい列データを作る
元々あったデータを利用して新しいデータを作る方法です。非常に簡単ですが第1歩として試してみてください。
下図の「カテゴリ」と「サブカテゴリ」を結合して新しい「カテゴリ-サブカテゴリ」というデータを作ってみたいと思います。
メニューの「分析」から「計算フィールドの作成」を選択する。
計算フィールドに「カテゴリ」と「サブカテゴリ」をドラッグ&ドロップして「+」でつなぎます。
新しくできた「カテゴリ-サブカテゴリ」をワークシートにドラッグ&ドロップする。
下図のようにカテゴリとサブカテゴリを結合した新しい列データを作成することができた。
【実例②】IF文で判定結果データを作る(条件により記載内容を変える)
条件によって追加した列データの記載内容を変更する方法を紹介します。色々と応用が利きますので是非参考にやってみてください。
今回は下図のデータを用いて売上目標を500として売り上げが500以上の月は「達成」、500未満の月は「未達」とする計算フィールドを作ってみます。
メニューの「分析」から「計算フィールドの作成」を選択する。
下図のように計算フィールドに記述する。
記述内容の意味は[売上]が500以上の時は”達成”と記載して、それ以外(500未満のとき)”未達”と記載するということです。
IF [売上] >= 500 then "達成"
ELSE "未達"
END
新しくできた「判定」フィールドをワークシートにドラッグ&ドロップする。
売上の数値に応じて「達成」と「未達」が振り分けられているのがわかります。
【実例③】割合に関するデータを作る(利益率、正解率など)
SUMと演算子を用いて割合に関するデータをつくる方法を紹介します。
今回は下図の売上と利益のデータを用いて利益率を計算フィールドで作ってみたいと思います。
メニューの「分析」から「計算フィールドの作成」を選択する。
下図のように計算フィールドに記述する。
計算に用いる「利益」と「売上」はSUM()で括って合計を出すようにしてください。集計単位を変えた(月毎、四半期毎、年毎など)ときに集計方法を決めていないとエラー出す可能性があるためです。
SUM([利益])/SUM([売上])
新しくできた「利益率」フィールドをワークシートにドラッグ&ドロップする。
利益率がちゃんと計算されて結果が表示されているのがわかります。
さいごに
いかがでしょうか?
計算フィールドの作成をしたときにどんなことが起きているのかイメージは掴めたでしょうか?
私自身 Tableauを使い始めたときに計算フィールドの作成すると何がどうなっているのか上手く掴めませんでしたのでその経験から初心者でもわかるように書いたつもりです。
参考になればうれしいです。
計算フィールドを使いこなせるとTableauでの見せ方の幅も大きく広がると思います。私自身も勉強中ですので新しく知った知識などを今後も初心者にわかりやすいように紹介していきたいと思います。
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
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