Power Query(パワークエリ)で「作成したクエリ(ステップ)のコピー&ペースト」と「作成したクエリ(ステップ)のエクスポート&インポート」を行う方法を紹介します。作成したクエリを別のファイルに移したいときに使ってみてください。
クエリのコピー&ペースト
作成したクエリを他のエクセルファイルに移動させるのに一番簡単な方法はコピー&ペーストです。
【手順】
- 「クエリと接続」画面で対象のクエリを右クリックして「コピー」をクリックする
- 別のエクセルファイルを開き 「クエリと接続」画面を右クリックして「貼り付け」をクリックする
コピー&ペーストの使用例としてExcelファイル「File A」にあるクエリAを「File B」へ移します。
- エクセルファイル(File A)を開き データタブにある「クエリと接続」をクリックする
- 「クエリと接続」画面にあるコピーしたいクエリを右クリックして「コピー」を選択する
- 別のエクセルファイル(File B)を開き 「データ」タブにある「クエリと接続」をクリックする
- 「クエリと接続」画面を右クリックして「貼り付け」を選択する
以上でクエリのコピー&ペーストの完了です。
注意点(Expression.Errorの対処方法)
上記のエラーが出た場合は、クエリ移行後のファイルに元ファイルと同じテーブルを作成すれば下図のようにエラーは解消できます。このとき、テーブル名と列名は元と同じになるように注意してください。
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クエリのエクスポート
作成したクエリをエクセルファイルとは別に保存したり他のエクセルファイルに移動させたい場合は、クエリをエクスポートします。
【手順】
- データタブにある「クエリと接続」をクリックする。
- エクスポートしたいクエリを右クリックして「接続ファイルのエクスポート」をクリックする。
- 保存先・ファイル名を設定する。
以上でクエリのエクスポートは完了です。次にクエリのインポート方法についてです。
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クエリのインポート
保存してあるクエリを利用したり別ファイルのクエリを移動させたい場合は、クエリをインポートします。
【手順】
- データタブにある「既存の接続」をクリックする。
- エクスポートしたいクエリを右クリックして「接続ファイルのエクスポート」をクリックする。
- 保存先・ファイル名を設定する。
※ここではテーブル形式で読み込んでいます。
以上でクエリのインポートは完了です。
注意点(Expression.Errorの対処方法)
上記のエラーが出た場合は、クエリ移行後のファイルに元ファイルと同じテーブルを作成すれば下図のようにエラーは解消できます。このとき、テーブル名と列名は元と同じになるように注意してください。
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まとめ
今回はクエリのコピペ方法とエクスポート・インポート方法を紹介しました。複数のファイルで作成したクエリを一つにまとめたいときやクエリを単体として保存したい場合などに使用してみてください。
注意点としてはデータソースをファイル内のテーブルとしている場合はエラー発生の可能性がありますので、その際は注意して使用してください。
パワークエリの学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
・初心者向けおすすめ学習本
・初中級者向けおすすめ学習本
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