Tableauで 滝グラフ(ウォーターフォール)の作り方を解説します。作成手順に合わせて設定項目や編集方法についても紹介します。Tableauのサンプルデータを用いて グラフ作成手順を画像付きで解説してますので参考に試してみてください。
滝グラフの作り方
滝グラフ(ウォーターフォール)の作成手順は以下の5ステップです。
- 「滝グラフの各要素の長さ」用の計算フィールドを作成する。
- 棒グラフを作成して表計算を「累計」、並び替えで「降順」に設定する。
- グラフタイプを「ガントチャート」に変更する。
- マークカードの「サイズ」に作成した「各要素長さ」フィールドを設定する。
- グラフに「総計」を追加する。
【画像付き解説】滝グラフの作成
Tableauのサンプルデータ「スーパーストア」を用いて 下図の[サブカテゴリ]と[利益]の滝グラフ(ウォーターフォール)を作成する手順を解説します。
- データペインの「▼」をクリックして「計算フィールドの作成」を選択する。
- 滝グラフにしたいメジャーのマイナスにする計算式を入力する。
-[利益]
滝グラフにしたいメジャー[利益]とディメンション[サブカテゴリ]をシェルフにセットしてグラフを作成する。
シェルフにあるメジャーを右クリックして「簡易表計算」の中の「累計」を選択する。
- シェルフにあるディメンションを右クリックして「並べ替え」を選択する。
- 並べ替えで「フィールド」、フィールド名でグラフのメジャー[利益]、並べ替え順序で「降順」を選択する。
マークカードのグラフタイプを「ガントチャート」に変更する。
作成した「各要素の長さ」のフィールドをマークカードの「サイズ」にドラッグ&ドロップする。
ツールバーの「分析」>「合計」>「行の総計を表示」を選択してチェックを入れる。
- 滝グラフのメジャー[利益]をマークカード「色」にドラッグ&ドロップする。
- マークカード「色」をクリックして「色の編集」を選択する。
- パレットを「赤-青の分化」、ステップドカラーを「2」に設定する。「合計を含める」にチェックを入れる。
滝グラフの特徴・用途
滝グラフ(ウォーターフォールチャート)とは連続的な値の変化やプロセスの流れを表現するためによく用いられるグラフです。段階的な棒グラフの並びで表現され、各段階は前の段階からの変化量を示しています。
収益やコストの推移やプロジェクトの進捗状況などの可視化によく使用されます。それぞれの段階が変化量を表しているため、それぞれの要素・プロセスによる変化を明確に示したい場合に有用です。
滝グラフの設定項目・編集方法
グラフの向き(横向き)
グラフの向きを変えたい場合は画面上部の「行と列の交換」をクリックする。
色分け設定
マークカード「色」の「色の編集」をクリックして下記項目等で色分けを設定します。
- パレット:任意の色パレットを設定(両端の色を個別で設定も可能)
- ステップドカラー:マイナス値がある場合は「2」を設定すればプラスとマイナスで色を設定できます。
- 合計を含める:「総計」に色設定を反映できます。
データラベル設定
マークカード「ラベル」に追加したいラベルのフィールドをドラッグ&ドロップします。セットしたメジャーを右クリックして「書式設定」をクリックして下記項目を設定する。
- マークカード「ラベル」にラベルとして追加したいフィールドをドラッグ&ドロップします。
- 「ラベル」にセットしたフィールドを右クリックして「書式設定」を選択してフォント・配置・数値形式を設定する。
Tableau(タブロー)の学習本についてはコチラの記事でまとめてますので参考にしてみてください。
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